原デザイン研究所(日本デザインセンター)
文:生湯葉シホ 写真:加藤麻希 取材・編集:堀合俊博(JDN)

公開日:2022/01/25

働き方インタビュー PR

「領域をまたいで専門性を身につけていく」 –– いまの時代のデザインを拡張する、原デザイン研究所の働き方

原デザイン研究所(日本デザインセンター)

鐘鑫 デザイナー

細川比呂志 デザイナー

日本を代表するグラフィックデザイナーのひとりである原研哉さんが主宰する、「原デザイン研究所」。1959年創立の日本デザインセンター内に所属する研究所として、オーセンティックなグラフィックデザインを数多く手がけているのはもちろん、Webや映像など、最新のオンスクリーンメディア領域のデザインにも先進的に取り組んでいます。

同社の代表取締役も務める原さんの活動は、無印良品のアートディレクションや『デザインのデザイン』といった著作などを通して広く知られてはいますが、原デザイン研究所内のデザイナーが実際にどのように働いているか、あまりイメージがわかない方も多いかもしれません。同研究所に所属するデザイナーの鐘鑫(ショウキン)さんと細川比呂志(ほそかわひろし)さんに、日々のコミュニケーションや仕事の進め方など、デザイナーとして原デザイン研究所で働くことについてお話をお聞きしました。

領域をまたいで専門性を身につけていく

──まずは、お二人のこれまでの経歴についてお聞かせください。

鐘鑫さん(以下、鐘):僕は室長の原が教授を務めている武蔵野美術大学出身で、大学時代にも何度か原の授業を受けていました。これまでに原が手がけたデザインの事例を授業のなかで見ておもしろいなと思い、新卒で受験し、原デザイン研究所に配属されました。今年で6年目になります。

鐘鑫さん

鐘鑫さん

細川比呂志さん(以下、細川):僕はもともとソフトウェア開発などをおこなう企業でUIデザイナーをしていたのですが、大学院でメディアアートや現代美術を学んでいたこともあり、自分の表現したいことを一作品として活かすことができるような仕事がしたいと徐々に思うようになって。転職を検討していた2018年に募集を見て、原デザイン研究所だったらそれが叶うかもしれないと思い、入社しました。当時はUIデザイン以外のデザインに関する知識はまったくなかったので、入社までに原さんの本をはじめいろいろな本をかき集めて、どうにか読んで頭に入れるという感じでしたね(笑)。

細川比呂志さん

細川比呂志さん

──原デザイン研究所の仕事は、VI開発からWeb制作・映像制作までとても幅広いと思いますが、いま研究所では何名くらいの方が働かれているのでしょうか?その中で、お二人がおもに担当されている領域を教えてください。

細川:研究所全体では、現在約30名のメンバーがいます。デザイナーの他にもコピーライターが2名、プロジェクトマネージャーが1名所属していて、国籍も年齢もばらばらですね。

僕の場合、最近はWebや映像を担当することが多いです。ただ、いまお話したとおり、はじめからWebや映像に関する専門的な知識を持っていたというわけではありませんでした。たとえばWebサイトを構成するとなったら、自分でもある程度ソースコードが書けたほうが効率よくエンジニアとコミュニケーションがとれるので、そのための知識を身につけたり。毎回の仕事に応じて必要なスキルを必要なだけ取り入れていくことで、結果的に専門性がついてきたというのが正確かなと思います。

鐘:そうですね。僕もWebデザインをやりだしたのはこの2年くらいで、それまではポスターやパッケージデザインを担当していたので、「これをつくるためにはなにが必要だろう?」と、その都度調べてスキルを身につけていった感覚です。ただ、研究所のなかではグラフィックデザインはひとつの軸になっているので、そのスキルはみんな共通して持っているとは思います。

細川:原デザイン研究所の仕事の可能性を広げていくために、僕たちが徐々にその分野にシフトしていったという感じですよね。

原デザイン研究所はクライアントからのオーダーも複数の領域にまたがるものが多いので、まずはそれぞれの専門性に関係なく、全員が平等にデザイナーとしてアサインされることも多いんです。Webサイトやロゴマークをまずひとつつくるというよりも、「なにをつくるべきか」というところからディスカッションを始めていき、デザインの骨子が固まったらそれぞれの専門の分野に枝分かれしていくというようなイメージです。

「だったりして」が拓く可能性

──それでは、実際のお仕事事例についてお伺いできればと思います。お二人は、ヤマト運輸のシンボルマークである「クロネコマーク」リニューアルのプロジェクトに携わられていますが、このプロジェクトの場合は、どのようにディスカッションを進めていったのでしょうか?

細川:原とプロジェクトのメンバーとの間では、クロネコマークというのはとても身近なマークなので、これまでの生活や歴史としっかり地続きでありつつも、次の50年のことも見据えたデザインにできたらいいんじゃないか、ということを話していました。

ディスカッションに関しては、大きな枠組みを立てた上で具体的なところはのちのち考えていく、といった進め方だと、決まったようで意外となにも決まっていない、ということになりがちなんですよね。だから研究所内では、議論のかなり初期の段階から細かいところを詰めていくんです。

たとえば、現状のクロネコマークを見た上で「ここは残したいね」「もし直すとしたらこの部分だね」という具体的な話を最初にして、そこから全体を俯瞰して必要なものをつくっていく。プレゼンの前には、プロジェクトメンバーのみんなで出したいろんな猫のデザイン案をグリッド状に並べて、それを研究所内で投票制にして絞って見てみる、ということもしました。

「ヤマト運輸」リニューアル後のロゴデザイン

原デザイン研究所の仕事の進め方としてセンスでジャンプして論理で着地するというのが特徴なのかなと思います。まずは言語化できない感覚も大切にしつつ造形そのものとじっくり向き合い、無数のスタディを積み上げていくなかで、視覚的になにが必要かを検証し、論理的に詰めていくというやり方です。

鐘:いままでのロゴは、Web上で見たときにちょっと視認性が悪かったんです。それまではブラウン管で映していた猫マークが、高精細のiPhoneの上に映るとなるとやっぱり見え方も変わってくる。手が繋がっているか繋がっていないかわかりづらかったり、小さくなると猫だと認識できなくなってしまったり、といった難点がありました。

そういう改善点は着実に直しつつ、新しいアイデアも合わせて考えていくような作業でした。一般的なデザイン事務所だとプレゼンテーションの回数を重ねて修正や調整をしていくことが多いと思うんですが、原デザイン研究所の場合、次の日に納品しても問題ないくらいの完成度に初回のプレゼンから仕上げています。

細川:うん、そうですね。クライアントからのオーダーには最初からフルボリュームで応える。クライアントの目の前にかかっている靄をクリアな状態にした上で、さらに「こんなアイデアはどうですか?」という提案も合わせてするようなイメージです。

細川比呂志さん

原はよく「だったりして」という言葉を使うのですが、いますぐには実現しないような、未来の可能性も含めたプラスアルファの提案をすることもあります。ヤマト運輸の場合は、「アドバンスマーク」がそうでした。

たとえば、ヤマト運輸がいつかヘリやドローンで荷物を運んだり、人工衛星を使った宇宙からの物流を見直すときがくるかもしれない。そういった実験的な事業の可能性を考えたときに、これまでもこれからも変わらない物流と、これからの物流というものを分けて考えて、後者にはいままでのクロネコマークとは別のマークを付与してもいいのではないか、というアイデアが出てきたんです。

「ヤマト運輸」アドバンスマーク

鐘:アドバンスマークについては、三角形のグリッドのみからなる、ものすごくシンプルで、情報として強度があるデザインを提案しています。プロジェクト当初の依頼からはすこし離れるのですが、プラスアルファの提案として出したら気に入ってくださって、採用されることになりました。

──クロネコマークの変更についての動画では、新しいマークが決定するまでの過程を示すスロットのような演出が印象的でした。

細川:やっぱり、クロネコマークって僕たちの生活にとっても身近ですし、働かれている配達員の方にとっても大事な、プライドを感じるマークなんですね。だからこそそれを変えようと思ったら、どこがどう変わるのかを丁寧に説明する責任がある。デザイナーとして単純に「変えました」で終わらせていいような規模の仕事ではないですから、そういった感覚が動画のシナリオやグラフィックにも反映されています。

鐘:そうですね。クライアントへのプレゼンの際も、資料のなかで「実際にこのロゴが採用されたら、こういうふうに世の中に出ていく予定です」というところまでを言語化して、わかりやすくお伝えするようにしています。原デザイン研究所は、プレゼン資料はかなりしっかりつくりますよね。毎回分厚い束になる。

細川:そういった作業の積み重ねを通じて、原デザイン研究所という場所の“モード”が徐々にわかってくるというか、染み付いてくる感覚はありますね。プレゼン資料のテキストに関しても、基本的に原がコンセプトを書きますが、担当の僕らもクライアントの腑に落とすためのデザインの言語化は意識しています。

「原デザイン研究所の品質」をデザイナーとして守っていく

──ほかにも、お二人にとって特に印象的だったお仕事を教えてください。

細川:最近少し新鮮だった例で言うと、ゲームメーカー「ニトロプラス」のVI開発でしょうか。これまでに原デザイン研究所があまりやったことのない領域だったので、世間的にも意外性があったのではないかと思います。ニトロプラスのVIは、僕と鐘ともう1名のグラフィックデザイナーで進めていきました。

「ニトロプラス」ロゴデザイン

──ニトロプラスのロゴデザインの方向性は、どのように決めていったんですか?

細川:ヤマト運輸のときほど多くはなかったのですが、3人で何十通りかの案を出して検討していきましたね。さっき鐘が言ったとおり、プレゼン資料を作る時点でデザインの展開先をいろいろ考えるんですが、「このマークは絵のなかに入れると目に見えるね」というところからイメージが発展していったりして、徐々に方向性を絞っていきました。最終的には、やはりニトロプラスはコンテンツを制作している会社なので、彼らのコンテンツなしにはVIを最大化できないだろうという観点から現在のロゴになりました。

ただ、かなりいろいろな方向性で案出しをしたので、クライアントには最終的に提出した数案にたどり着くまでの経緯もあわせてお伝えしましたね。僕たちがつくったスタディのなかで採用されなかったものも、いわば納品物の一部だと思うんです。なので、「この4案を提案します。ただ、ここにたどり着くまでにはこういった経緯があって……」といったことを含めてクライアントにお伝えすることで、いろいろな方向性があるなかで現在のデザインになった理由をお互いに共有できるようにしています。

鐘:逆に、方向性をあえて拡散させないというパターンもときどきありますね。最初からがっちりとイメージを掴んだ状態でデザインを進めていくこともあって、そういうときは1、2案のスケッチを原が描き、それをみんなで精緻化していくというやり方になります。

鐘さん

──そういったデザインの方向性を決める際には、やはり原さんが起点となることが多いのでしょうか?

鐘:そうですね。ただ、原デザイン研究所のアウトプットにはすべて原のディレクションが入るという前提はありますが、自分がやりたいと思った方向性やつくりたい案に関しては、自由に提案できるオープンな環境だと思います。もしプロジェクトのイメージと大きく違う案だった場合は、どこが違うのかについて原から説明をもらい、修正していきます。

細川:ニトロプラスの仕事でも、原に「こういうのもありだと思うんですけど……」といろいろな案を見せながら議論をしていきました。原はよく「原デザイン研究所の品質」と表現するんですが、「原デザイン研究所の仕事として出すには、このクオリティではまだだめだと思う」とはっきり言われることはあります。

原は日本デザインセンターおよび研究所の“代表”ではあるんですが、同時に根っからの“デザイナー”なので、たとえばその場でデザイン案を見せても、「ここはこうしたらどう? ……あ、やっぱ違うな。もうちょっと考えてみる」という感じで。なので、研究所で働くデザイナーとしては、デザイナー・原研哉が主催する「原デザイン研究所」という場所の“のれん”を、みんなで守っていくような感覚に近いのかもしれません。

細川さん

このクオリティではだめと言われたときも、その理由をきちんと受け止めて考えていけば必ず次の方向性が見えてきますし、途中経過をそのくらい厳密に見ておくことで、最終的な納品物がどうなるかが予想できるようになります。だから、そこにみんなでたどり着くためにきちんとコミュニケーションをとり、原デザイン研究所の品質としてどのように仕上げていくのかを、原が中心となって判断していく作業を地道に繰り返しています。

──ヤマト運輸や無印良品、味の素AGFなどのデザインを筆頭に、原デザイン研究所のお仕事には多くの人の目に触れるものが多いですよね。そういった部分にやりがいは感じていますか?

細川:クロネコヤマトのトラックが走っているところを見ると、僕はつい写真撮っちゃいますね。でも、成果物が世の中のいたるところに溢れているような環境なので、想定した方向にクライアントをちゃんと応援できているかどうか、デザインがきちんと機能しているかどうかなど、検品みたいになってきちゃうんですよね(笑)。納品したあとも世の中にそれが出回り続ける仕事ならではの職業病というか、うれしい反面、プレッシャーはありますね。

各分野のプロフェッショナルからインスピレーションを得る、社内コミュニケーション

––研究所内での仕事のアサインについてはどのように行われているのでしょうか?

細川:たとえば入社したばかりのデザイナーの場合は、ある程度「この仕事に入ってもらおう」ということが入社の際に決まっていることが多いですね。仕事を通してその人の得意なことが見えてくので、じゃあ次はこれをやってもらいましょう、といった方向性を、原と研究所の副室長が決めています。

鐘:大学で文字の勉強してきた人にはタイポグラフィやフォント開発とかを担当してもらうなど、まずはその人の得意分野を担当することが基本としてはあります。あとは、やりたいって自分から手を上げてもいい環境ではありますね。

鐘さん

細川:原デザイン研究所は分け隔てなくいろいろなことにアンテナを張っているので、自分の専門分野を超えて、知識やスキルを身につけていく必要はあります。まわりにさまざまな分野のプロがいるので、みんなが相談し合いながら勉強していますね。

──研究所のみなさんでデザインについて議論する機会もあるのでしょうか?

鐘:1時間ほどの朝礼が週3回あるんですが、いま自分がどんな仕事をしているかという共有だけでなく、デザインに対する考え方や最近思っていることをそこで話したりもします。あと、原デザイン研究所の部屋は壁がぜんぶホワイトポートになっているので、そこにプロジェクトを問わず、最近つくっているものがペタペタと貼られているんです。

細川:原がそれを見て修正指示を出したりすることもありますし、僕らデザイナー同士も通りすがりに見ているので、「これちょっと間隔が空きすぎじゃない?」とか「これとこれのどっちがいいと思う?」というコミュニケーションがそこで生まれることもあります。基本的にはみんな集中して仕事をしているのでけっこうオフィスは静かなんですが、なにか相談すればすぐに答えてくれますし、みんなが仕事のほうを向いて賑やか、といった雰囲気です。

細川さん、鐘さん

──日本デザインセンターは、原デザイン研究所以外にも、色部義昭さん、大黒大悟さん、三澤遥さんそれぞれが主宰する研究所があることも大きな特徴ですよね。ほかの研究所に所属されている方や、他の部署のデザイナーの方々とコミュニケーションをとることもありますか?

細川:あ、それはありますよ。ほかの研究所の方とSlackでやりとりしていますし、違う部署の人に仕事の相談に行くこともよくあります。原デザイン研究所という場所に所属してはいますが、日本デザインセンターは原以外にもさまざまなジャンルのプロがいる大きな組織なので、原デザイン研究所で働くということの中にそういった意識も含まれている環境だと思います。

鐘:そうですね。やっぱりデザイナーやプランナー、カメラマン、ライターといった各分野のプロが集まっている環境なので、ほかの人からインスピレーションを受けることはとても多いです。

細川:また、NDCには映像制作を担当している画像部があるんですが、そこにカメラマンとレタッチャー、CG制作をする方が所属しているので、一緒に仕事をすることも多いです。たとえば映像をつくる場合、モーショングラフィックは鐘、実写だと僕が担当することが多いですね。

僕が絵コンテを書いて、原に相談しながらナレーションなどを詰めていって、できあがったらそれを持っていき、カメラマンと一緒に撮影に行く、という流れで仕事を進めることもよくあります。味の素AGFのパッケージなど、シズル感のある写真を撮る際にはカメラマンと一緒にスタジオに入って撮影しています。

味の素AGF「煎 COFFEE」Webデザイン

デザインの可能性を広げながら、いまの時代のデザインに取り組む

細川さん、鐘さん

──最後に、今後も原デザイン研究所のデザイナーとして、どのような方と一緒に仕事をしていきたいですか?

細川:いま、どこまでがデザインなのかがはっきりしなくなってきていると思うんです。つまり、VIをプレゼンして世の中に出す際にも、ただシンボルマークのかたちを示すだけではなくて、このマークが街の中で生き生きとしている瞬間を映像やWeb見せることで、感覚的にデザインをちゃんと伝えるためのアプローチをすることが、最初から折り込み済みになっている。

たとえばWebエンジニアなどプロフェッショナルなスキルを持った人で、もしデザインに興味がある人がいたら、飛び込んでみたらすごくおもしろい環境なんじゃないかなと思います。コーディングをしたい、Webサイトを作りたいという動機でももちろんいいんですが、そう思って入ってきた人もみんなと同じようにロゴマークから考えるような環境ですから、一般的なWebデザイナー・Webエンジニアが担当しないようなところから制作に入ることができます。

細川さん

そう考えると、なかなかほかの会社では得られ難い経験ができるんじゃないかなと思います。いわゆる定型化されたデザインというよりも、デザインの可能性をより広げて、自分たちの仕事を拡張していくような、いまの時代の「デザイン」に取り組むことができるおもしろさが、原デザイン研究所の仕事にはあると思います。だから個人的には、コードがガンガン書けたり、CINEMA 4Dでいろんなものをつくれるような人にも入って来てほしい(笑)。

鐘:たぶん多くの映像制作会社やデザイン事務所は、VIチームと映像チームがはっきり分かれていて、VIチームが作った素材を映像チームで受けて組み合わせるというやり方だと思います。ですが、原デザイン事務所では映像をつくる人がタイポグラフィや色、モーションといった部分についても決めるので、そこはほかとは大きく違うところです。そういった部分にも興味がある人には向いていると思いますね。

細川が言った通り、いまはデザインの領域が広がってきていて、特にWebや映像という分野ではそれが顕著です。だからこそ、クラシックなデザインだけじゃなく、どんどん変化していくデザインをおもしろがれる人とぜひ仕事がしたいなと思います。

※(2022/2/1)一部内容を修正しました

【求人情報】映像・Webデザイナー募集(株式会社日本デザインセンター 原デザイン研究所)

PROFILE
原デザイン研究所(日本デザインセンター)
日本デザインセンターは1959年創業のデザインプロダクション。日本のデザインの発展と質的水準の向上を図る組織として、 亀倉雄策、原弘、山城隆一、永井一正、梶祐輔らのクリエイターにより創立。 現在は、VISUALIZE(ものごとの本質を見極め、可視化する)をモットーに、グラフィック、サイン計画、空間、プロダクト、Web、映像など多領域でデザイン活動を展開している。

鐘鑫 デザイナー

中国・成都出身。2009年に日本に留学。2016年に武蔵野美術大学基礎デザイン学科大学院を修了し、同年より日本デザインセンター原デザイン研究所に勤務。VI開発をベースに、グラフィックデザイン、モーショングラフィックス、UI、Webなど幅広くデザインを担当している。

細川比呂志 デザイナー

2011年武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。2013年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。2013年よりソフトウェア開発等を行う企業にてUIデザイナーとして勤務。2018年より日本デザインセンター原デザイン研究所に勤務。